2012/02/27

#348 スポーツ政策:独論 (7)

Terry Bird の“独り言”だと思ってお読みください。…十分な分析をしている訳ではありません。…ですので“独論”としています。

日本のスポーツ政策における“ボタンの掛け違い”「スポーツ基本法(2011年)」の制定ではないかと思うようになりました。…具体的に言うと「スポーツ振興法(1961年)」の全改正として「スポーツ基本法」を作ってしまったことです。

「教育基本法」が全18条に対して、「スポーツ基本法」は全35条あります。

もっと的を絞ったシンプルな法律で良かったのではないでしょうか。…スポーツ振興法に上書きしたようなものでは「基本法」にはなり得ないのではないでしょうか。

まもなく策定される「スポーツ基本計画」にインパクトがないのは、「スポーツ基本法」そのものが基本計画(基本方針)のようなものであり、具体化する方策を幾つか列挙した程度では、同じものを2度見せられているような印象をもってしまうからだと思います。

日本のスポーツ政策にとって本当に必要なものは「行動計画(Action Plan)」なのでしょう。

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