2011/07/15

#172 カナダ・スポーツ政策に学ぶ (5)

ショットガン(shotgun)かライフル(rifle)か?~その4~

1968年~1972年の時期は、カナダのスポーツ政策において“変革の時代”として位置づけられています。……その後のカナダのスポーツ政策の在り方が方向づけられたとともに、関連する制度的枠組みの基礎が構築されました。……詳細は別の機会で紹介しますが、何となくイメージしていただけるように要点のみ書きます。

1. 審議会(NAC)の役割の変化
   → 準執行機関的位置づけから、本来の諮問機関に戻る。
   → 連邦政府(担当部局)がイニシアティブを発揮するようになる。

2. フィットネス・アマチュアスポーツの必要性の再定義と具体的方策の提言
 (a) 特別調査委員会報告
 (b) P.S.ロス報告
 (c) モンモランシー委員会
 (d) ジョン・ムンロ大臣による2つの政策声明

3. 独立組織等の創設
 「カナダコーチング協会」「スポーツ・パティシペーション・カナダ」
 「カナダスポーツ医学会」「ホッケーカナダ」
 「スポーツ・レクリエーション中央管理センター」

4. 特徴
 (a) 連邦政府のフィットネス・アマチュアスポーツ分野への関与の高まり
 (b) 全国的及び国際的に意義のあるプロジェクトの増大
 (c) レクリエーション及びフィットネスの強調
 (d) エリート競技者、学生競技者等の個人への支援の始まり
 (e) 担当部局の強化(2課の設置)
    「スポーツカナダ」
    「レクリエーションカナダ」

カナダにおいて、この4年間は“ライフル・アプローチ”の時期と特徴づけられました! 
……すなわち、フィットネス・アマチュアスポーツ分野における連邦政府の関与の在り方が明確化され、政策に対応した施策等をピンポイントで打ち出そうとされた時期だったのです。(つづく)

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