2011/06/03

#135 日本のスポーツ政策考 (13)

SMJブログ#133のつづきです。

Terry の考える解決を図るべき“日本の長期的な政策課題”の1つは、

 「少子化 → 人口減少 → 国力低下」    ……です。

一般的に、人口が減少すると国力が低下すると言われています。“国力とは何か”については、今後、Terry が本格的に論文を書く時に定義しますが……取りあえず、以下のように定義しておきます。

 ★「国力」 = 「ある国の各分野の国際競争力の総和」

6月2日付けの新聞にも掲載されていましたが、日本の2010年の合計特殊出生率は1.39で、出生数は107万1306人でした。因みに、フランスの出生率は約2.0のようです。

国立社会保障・人口問題研究所の推計(平成18年12月)によると、日本の2055年の将来推計人口は8993万人です。40数年後の日本の人口は、現在よりも約4000万人少なくなることになります。……Terry はその時90歳ですので、多分この世にいないと思いますが…、子供たちの結婚式までは長生きしたい……孫も見たい……あと30年摂生しないと!

さて、現在、日本の国会は震災対応で混乱していますが、政治家、官僚、研究者たちは人口減少下の日本の国家像(or 国づくり)をデザインし、着実にソフトランディングする政策を計画的に打ち出すことが求められます。その際、人口減少に伴う国力低下を甘受するのではなく、可能な限り国力を維持・向上する努力をし続ける必要があると Terry は考えます。

……では、“国力向上”に“スポーツ”はどのような役割を果たすことができるのでしょうか?
(つづく)

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