2011/02/13

#34 大学における体育実技授業の課題②

Terry、Woods さん、Coach K さんの3人による「留学生に対する大学体育実技の現状に関する調査研究」は、㈳全国大学体育連合 から研究助成金(20万円)をいただくことができました。……その節は、お世話になりました!……

詳細は、『大学体育学(4号)』を参照してください!

混在率 と 混在授業 の やりにくさ について

混在率と混在授業のやりにくさの関連を分析した結果、「混在授業はやりにくい(+「やや思う」)」と回答した教員の割合は全体で23.2%でしたが、混在率10%以上に限定した場合は33.3%、同様に20%以上では38.9%、30%以上では45.5%、40%以上では66.7%でした。したがって、留学生の混在率が高まるほど授業をやりにくいと思う教員の割合が高まることが明らかになりました。すなわち、体育実技授業における留学生の混在率と授業のやりにくさには関連があることが確認されました。

また、混在授業のやりにくさの質問項目(Q1~Q7)間の相関係数を求めたところQ1とその他すべての項目間で正の相関(1%水準)が見られたました。「出欠確認」「留学生の言葉の理解」「グループ分け」「授業目標達成度合いの把握」「説明時間」「授業進行」の6項目(カテゴリー)が混在授業のやりにくさの具体的内容として確認されたました。(つづく)

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